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「能生地区対抗駅伝競走大会で15年ぶりに3位になった」

  • 執筆者の写真: 孫平 books&flowers
    孫平 books&flowers
  • 6月8日
  • 読了時間: 4分

更新日:6月14日

「NIKE ストリークフライ2」驚異的な軽さ
「NIKE ストリークフライ2」驚異的な軽さ

いつもお世話になっております。孫平です。



6月8日に能生地区対抗駅伝競走大会が開催されました。当日の天気予報は晴れで、気温は27℃まで上がるとのことで、短い距離ですがなかなか厳しいレースになりそうでした。



私は3区担当だったため、9時スタートならどんなに遅くても9時半前には襷が繋がる予定で、気温が上がる前には走れそうでした。また3区はトンネルのある区間でもあり、他の区間に比べれば暑さの影響は小さいコースでした。



当日のレースシューズに選んだのは、NIKE ストリークフライ2。実は前日の夕方に届き、一回も試走することなくぶっつけ本番でレースに臨みました。本当は、高田城ロードレースでも使用したアディゼロ タクミセン9で走るつもりでしたが、どうしてもストリークフライ2を履いてみたくなり急遽購入したのです。




3区はマリンドリーム能生からスタートする3.37kmの区間。前半から中盤まではほぼ平坦で、後半1kmは一気に上り基調になるため、初見の人は前半に突っ込みすぎて後半死ぬコース。走力のあるランナーなら全く大したことのないコースなんだろうが、私も過去2回ほど後半で死にました。



我々の地区は1区と2区の力走もあり、23チーム中9位で襷を受け取りました。



前半は、過去の自分と同じ轍を踏まないよう心拍数が急激に上がらないペースで入り、1kmを3分40秒で通過。初めて使うストリークフライ2がとにかく軽くて、無理せずとも足の回転数が上がるのを感じました。



だんだん身体もほぐれてきたのと、前方に別地区のランナーが数人見えてきたため、踏み込む力を少し上げ、2kmを7分10秒で通過。ここから終盤の上りに入る。



上りに入ってすぐに4位を走る選手に追い付き並走。最後のラストスパートのために力を貯めておく。しかし、徐々に身体の推進力は無くなっていく。ここでお得意の、最後は気合いと根性が発動。中継所が見える最後の直線で三浦龍司になったつもりでラストスパート。なんとか並走していた選手を振り切って4位で襷リレー。



私の結果は12分20秒でした。12分以内を目標としていましたが、それでもストリークフライ2のおかげで最後はしっかりラストスパートができたと思います。体重が軽く、踏み込む筋力も無い私にとって、ストリークフライ2のカーボンプレートの柔らかさはとても合っていたと思います。ただ5km以上の場合、ストリークフライ2だと後半に失速しそうな気がするので、5〜10kmはタクミセン9でいくと思います。



我々の地区はその後、4区=総合2位、5区=総合3位、6区=総合4位、7区=総合4位で、最終8区のアンカーへ襷リレー。この時点で前を走る3位の選手とはちょうど1分差。しかも8区は2.77kmのため、この距離の短さで1分差はなかなか厳しい。



それでも我々チームと5位との差もかなり開いていたため、4位以上は確定だろうという状況でした。ここ数年は10位前後をうろちょろしていた中で、4位に入るだけでも本当に素晴らしいことでした。



アンカーの選手に最後の声援を送るため、ゴール会場へ向かい到着を待ちます。会場へ向かう途中で1位のゴールを知らせるピストルの音が聞こえました。ダントツの1位です。それから2〜3分後、2位もゴール。



そこからさらに2〜3分後、ゴール前の最後の直線に現れたのは、最終中継所で3位だったチームではなく、我々のチームでした。ゴール会場にどよめきが響く中、アンカーのスーパー中学生は涼しい顔で3位のゴールテープを切りました。それから約1分後、逆転されたチームが4位でゴール。なんと我々チームのアンカーは、1分差をまくるだけでなくさらにそこから1分以上の差をつけるという会心の走りを見せてくれたのでした。



まさにアンカーのスーパー中学生さまさまというレースでしたが、それでも1区から常に上位をキープし、中盤以降はなんとか4位以内を維持して懸命に襷を繋いだ、他のメンバーの走りも素晴らしかったことは間違いありません。



これだから駅伝はやめられない。個人で出場するレースで自己ベストを出すことも嬉しいが、駅伝には駅伝でしか味わえない喜びや感動があることを、改めて感じられた大会でした。



次回は秋に駅伝がありますが、秋の駅伝は能生地区対抗ではなく糸魚川市内の陸上クラブや、中高生チーム、企業や消防の陸上クラブなどガチランナーたちが出場する大会で、ひと区間の距離も少し長くなります。そんな中で、我々はただの地区チームとして出場するので、毎年厳しい戦いを強いられます。



それでも、どんなに周りからみじめに見られても一生懸命走る。なぜなら駅伝は自分のためでなく、襷を繋いできた仲間、襷を待っている仲間、そして我々チームを応援してくれる地区のみんなのために走るのだから。



ただ、何も練習していない人がそんなことを言ってもカッコ悪いだけなので、同じ駅伝に出場する周りの素晴らしいランナーの失礼にあたらないレベルの走りは、最低限しなければいけないと思います。



さあ、秋に向けて練習だ。



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