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「今さらだけど、SNSはほどほどに…という話」


 お世話になります。孫平です。



 このブログを読んでいる方のほとんどは、何らかのSNSをやっているかと思います。



 そして、SNSはあんまりやり過ぎない方がいいというのは、皆さんもよく聞く話ではないでしょうか。





 今回は、あらためてSNSはほどほどにしておいた方がいいですよ、という話です。




 それではさっそく参りましょう。










SNSは孤独感や不安を高める


 

 ピッツバーグ大学のブライアン・プリマックが行った、19歳〜32歳までの人を対象にしたSNSに関する全米調査では、SNS(Facebook、Twitter、Instagramなど)の利用頻度が多い人ほど、社会的な孤立や不安を感じやすいということが分かった。(R

 



 そもそもSNSの投稿内容は、投稿者の日常の最も充実している瞬間を切り取っていることが多いものです。(場合によっては大げさに脚色していることもあるでしょう。)



 

 つまり、友人や知人がSNSに投稿している日常というのは、日常の中のピークの瞬間を、さも日常の出来事であるかのように見せている「非日常」であることが多いのです。




 このような「非日常」の投稿を、真正面から受け止めて「日常」だと思って眺めてしまうと、「友人はこんなに充実した生活を送っているのに私は…」などと、悲観的な気持ちになるのも当然でしょう。




 SNSは、本来なら知ることのない(知る必要のない)友人知人の充実した瞬間を、いとも簡単に調べることができてしまいます。




 暇つぶしにはもってこいかもしれませんが、嫌でも他人と自分を比較してしまうため、知らないうちにメンタルを悪化させてしまう可能性があるのです。







 ちなみに、最もメンタルに悪影響を及ぼすSNSは「Instagram」であると言われています。



 理由としては、テキストよりも写真が主体であり、「映え」という言葉があるように、見る人はダイレクトに「他人の充実した様子」を受け取ってしまうからだとされています。










SNSはほどほどに


 

ペンシルバニア大学のメリッサ・ハントが、SNSを日常的に利用している143名の大学生を対象に行った実験では、SNS(Facebook、Instagram、Snapchatなど)の利用を、1つのSNSにつき10分まで、1日合計で30分までに制限し、それを3週間続けてもらった。



 その結果、実験前に比べて学生の孤独感や不安が減少していることが分かった。(R

 




 SNSを利用することでメンタルが悪化するのなら、そのSNSと距離を取ることでメンタルが改善するのは当然といえば当然でしょう。







 ただし、メンタルを悪化させない、それどころかメンタルに良い影響を与えるSNSの使い方もあるのです。



 それは何かというと、「SNSを自分の考えや意見を発信するためだけに使う」ということです。




 ほとんどの人は、自分で発信もしつつ他人の投稿も見ていると思いますが、他人の投稿は一切見ずに発信だけをするのが、最も賢いSNSの使い方といえます。




 中には「見る専」なんて人もいますが、このタイプの人たちが一番被害を受けることになりますので、自分で発信することがないのならアプリごと消してしまった方が良いでしょう。









 というわけで、SNSはほどほどにという話でした。




 これからSNSで他人の投稿(特に写真付きの投稿)を見るときは、「実際の日常はその10分の1ぐらいの充実度である」ということを意識していきましょう。








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