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「モテる男になりたい!ー女性が求める基本の3要素」




 いつもお世話になっております。孫平です。



 さて、みんなでモテる男になるための続きです。




 男性のみなさんは「人にはそれぞれ好みがあるのだから、自分に合う女性と出会えればそれで大丈夫だ」なんて思っていませんか?



 過去30年間の膨大な数の研究結果によると、女性が好む男性のタイプは人それぞれバラバラではなく、文化や民族性、社会集団や人種に関わらず、無意識レベルで共通した特性を求めていることが明らかになっています。




 要するに、女性が求める特性を持ち合わせていない男は、ほとんどの女性からモテない可能性が高く、特性を備えている男は多くの女性からモテる可能性が高いということです。





 それでは、ほぼ全ての女性が男性に共通して求めているものは何なのかというところを見ていきましょう。









女性が求める基本の3要素


 女性が男性に求める要素は、大きく分類して3つあります。



 この3つの中身をより細かくみていくと、私たち男性が備えるべき要素が細分化されていくわけですが、まずは大きな分類としての要素を把握しておきたいところです。







①優秀な遺伝子をもっているか?


 倫理的な話はさておき、全ての生物は自らの子孫を残すために生きている。



 優秀な遺伝子をもった男との間に生まれた子どもは、やはり優秀な遺伝子を受け継ぐ可能性が高い。



 遺伝子が優秀であるということは、生涯を通じて生存確率が高まる可能性があり、またその子も子孫を残せる可能性が高いということである。



 女性にも、自らの遺伝子を後世に残そうとする生物としての本能がプログラムされているため、そのための確実な手段として、優秀な遺伝子をもった男を無意識に見分ける能力が備わっているのである。



 優秀な遺伝子をもっていない男は、女性との間に子孫を残すことはできないため、そのような遺伝子は自然淘汰されていく。



 残酷な話ではあるがそれが現実であり、私たち人間も他の生物も、そうしてより優秀な遺伝子をもった子孫を残してきたのである。








②よきパートナーになるか?


 たとえその男性との間に子孫が生まれなくても、よきパートナーとしての特性を持っている男性は、女性に多くの恩恵を与えてくれる。



 それは例えば、物質的なもの(食べもの、家、お金など)、社会的なもの(評判、地位、自尊心など)、精神的な快楽(ユーモア、性的満足など)や、それ以外の何かかもしれない。



 そして人間に限らずどの生物のメスも、自分を守ってくれて頼りがいのある「ボディガード特性」をもったオスに惹かれる。



 ペニスが付いてるだけの価値しかない男よりも、素敵な彼氏としての特性も備えている男の方に女性が惹かれるのは至極当然のことである。







③よき父親になるか?


 女性やその子どもにとって、男性が父親としての責務をしっかり果たすかどうかというのは非常に重要な点だ。



 たとえ父親となったその男性が素晴らしい遺伝子をもっていて、子どもも優秀な遺伝子を受け継いだとしても、その男が妻を捨てたり、育児を放棄したり、十分な資源を与えることを放棄した場合、子どもの生存率が格段に下がることが分かっている。



 つまり女性にとっては、よき父親としての特性をもっていない男性を選んでしまうと、自分の遺伝子を途絶えさせてしまうことに繋がってしまうのだ。



 そのため女性には、防衛策としての「不誠実な男を検知するレーダー」が備わり、反対に、誠実で頼りになる男に惹かれる回路が発達した。








女性は男性のもつ様々な特性に惹かれる


 例えばクジャクなら、美しい羽を持っているオスはメスとの繁殖に成功しやすく、そうでないオスは子孫を残すことができない。



 ヘラジカなら、大きくて立派な角を持っているオスはメスとの繁殖に成功しやすく、そうでないオスは子孫を残すことができない。



 なぜなら、彼らにとってはそれが自分の遺伝子の優劣をあらわす唯一のシグナルであり、美しい羽や大きく立派な角は優れた遺伝子をもっていることの証拠になるからである。



 しかし、私たち人間の場合は違う。



 お金持ちじゃないとモテないかというとそうではないし、身体が強くて大きくないとモテないかというとそういうことでもない。



 頭が良くないとモテないかというとそうではないし、ユーモアがないとモテないかというとそういうことでもない。



 確かにそれらの要素ひとつひとつは、他の男よりも優れているに越したことはない。



 女性は、男性がもっている様々な特性を総合的に(しかも瞬時に)みて、その男性が優秀な遺伝子をもっているか、よき彼氏になるか、よき父親になるかどうかを判断している。



 私たち男性は、自分がもっている遺伝子の優れた部分を、様々なかたちで女性にアピールすることができるのだ。



 自分には特別優れた才能なんてないからと、諦めるのはまだ早い。









まずは自分の欠点を直す


 有能さは確かに多くの女性を魅了します。しかし、無能さ(非力、無職、性的不能、危機管理能力の欠如、父性の欠如など)はほぼ全ての女性を嫌悪させます。



 多くの種においてメスは、良いオスに近づくことよりも悪いオスを避けることを優先することが分かっています。



 つまり私たち男性は、すでに自分が優れている点を伸ばすよりも先に、他の男性よりも明らかに劣っている点を最低限のレベルまで引き上げなければいけないのです。






 今回はここまでです。






【参考文献】

ジェフリー・ミラー、タッカー・マックス『モテるために必要なことはダーウィンが教えてくれた』2022年(SBクリエイティブ)






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