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「最強のほめテク アドバイス・シーキング」


 いつもお世話になっております。孫平です。



 今回は、すぐに使える効果的なホメ方についてです。



 余程ひん曲がった性格でない限り、たいていの人はホメられればとても気持ち良くなり、ホメてくれた人に対して良い印象を持つものです。(たとえそれが、見え見えのお世辞であっても。)



 まあこのあたりの経験はみなさんもよくされていることでしょう。





 

 実際に、イリノイ大学のサンディ・ウェイン博士の研究によると、


 

 100組以上の多種多様な職業の上司と部下のペアを、半年にわたって調査した。


 博士は、部下がどのような行動をとると、上司からの評価が高くなるかを調べた。


 その結果、上司のことをよくホメていた部下ほど、上司からの評価や好意が高いことが分かった。


 ちなみに、「自分の仕事で成果を出す」ことや、「職場内で礼儀正しく振る舞う」といった行動は、上司の評価にさほど影響を与えなかった。(R)

 

とのことです。




 人間というのはなんとも単純な生き物だと思ってしまいますが、これが事実なのでしょう。



 自分が上司の立場なら、多少仕事ができなくても、やっぱり自分のことを尊敬してくれたり認めてくれている部下を優先して可愛がりたくなってしまうと思います。






 その上でここからは、「ホメるのが良いのは分かったけど、実際にどうやってホメたらいいのか分からない」という話になるかと思います。




 確かに、見え見えのお世辞や、とって付けたような抽象的な表現でホメても、どこか薄っぺらくて嘘くさい印象を与えてしまうかもしれません。



 何よりも、無理して上司をホメようと頑張ること自体がストレスになりますし、そもそものホメの本質からは外れている気がします。




 では、どうすればストレスなく相手をホメることができるのかというと、その効果的な方法の一つが、




「アドバイス・シーキング」です。





 アドバイス・シーキングとは文字通り、「アドバイスを求めること」です。





 具体的には、



・「どうすれば、〇〇さんのような素晴らしい成果を出すことができますか?」



・「どうやって〇〇さんはそんなにスゴイ成績を出しているんですか?」



・「どうしたら〇〇さんのような素敵な女性(男性)になれますか?」




などなど、質問のバリュエーションは無限にあります。





 もしみなさんが、部下や後輩からこのようなアドバイスを求められたらどうでしょう。


 おそらく、とても気持ちが良いと思いますし、可愛い部下・後輩だなあと思うはずです。







 このように人は、自分のことについて質問されると「相手は自分に関心があるのだな」と思います。そして、自分にポジティブな関心のある人には好意を抱きます。



 さらにアドバイス・シーキングは、自然なかたちで「あなたのことを尊敬していますよ」というメッセージを伝えます。当然、自分のことを尊敬している人間を無碍に扱うことはできません。





 また、普通のホメは一方通行のコミュニケーションになりがちですが、アドバイス・シーキングは「質問」のため、自然と双方向のコミュニケーションになります。つまり、質問された相手(上司や先輩)は自分のことを話すことになります。これは心理学でいう「自己開示」にあたり、様々な研究から「人は、自己開示をした人に好意を抱く」ことが分かっています。



 少し誤解を与えそうなので違う表現をすると、「人は、自分の話を聞いてくれた人に好意を抱く」というふうにも言えます。



 要するに、みなさんが上司や先輩にアドバイス・シーキングをしたら、みなさんにアドバイス(自己開示)をした上司や先輩が、勝手にみなさんに対して好意を抱く、ということです。





 これだけ好意を抱かせる要素があるのだから、そりゃアドバイス・シーキングをされた上司や先輩も、部下や後輩を可愛がってしまうのも納得です。





 さらにさらに、上司は何かの面で優れているから会社や組織から役職をもらっているわけで、アドバイス・シーキングをすれば、本当に貴重なアドバイスをもらえる可能性も高いのです。上司に好かれるというオマケ付きで。






 このようなアドバイス・シーキングによる恩恵は、よくある一方的なホメ方やお世辞などではなかなか受けられないものです。




 またアドバイス・シーキングは、上司や先輩に限らず、相手が人間であればどんな人にも使えるテクニックなので、この人に好かれたい(打算的に考えて好かれておいた方が自分にとって得だ)と思う人がいれば、是非試してみて下さい。





 それではまたお会いしましょう。





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