いつもお世話になっております。孫平です。
前回は、成功者たちに特に共通してみられた時間管理の15の秘訣を紹介しました。
今回は数は少ないものの、成功者たちへの取材で得られたその他の時間管理のポイントを、番外編としてまとめていきます。
内容的には、生産性オタクみたいなテクニックも多分に含まれていて、これだとけっこう生きづらいよなーと思うものもあるのですが、それは個人の価値観によりけりでしょう。
ということで、細かい説明はせずに箇条書きで一気に載せていきます。
成功者たちの時間管理その他の20の秘訣
1.料理は必ず何食分かまとめて作る
2.忘れてしまいそうな情報はスマホで撮影し画像で保存しておく
3.スマホはマナーモードで音を消し、メールやSNSの通知はすべて切っておく
4.朝食を買いにコンビニに寄るぐらいなら、プロテインシェイクを家で飲んでくる
5.テレビはリアルタイムで観ずに録画しておき、CMや興味のない場面は早送りする
6.むしろテレビ自体を観ない、テレビを部屋から排除する
7.通勤時間にダラダラ音楽を聴かない、将来に役立つポッドキャストやオーディオブックを聴く
8.電話をかけても出ないという状況を避けるために、相手に事前にメールで何日の何時なら電話ができるか確認し、スケジューリングしておく
9.出社ラッシュや帰宅ラッシュ、休日の外出や帰省ラッシュなど、人が混む期間や時間に行動するのは極力控える
10.パソコンのディスプレイは2台使う
11.「やめることリスト」をつくり、定期的に見直す
12.会議では最初に終了時間を参加者と共有し、会議の途中でも再度終了時間をアナウンスする
13.生産性の高い人たちと付き合う
14.集中したいときは「ひとりにさせてほしい」「今は邪魔をしないで」というメッセージを周囲に伝える
15.バースデーカード、葉書、切手などはまとめて買っておく
16.請求書の支払いは口座引落にしておく
17.知らない番号からの電話には出ない
18.仕事や人生におけるメンター的存在の人たちと付き合う
19.発信したいコンテンツは複数の配信方法で発信する
20.完璧を目指すより、まずは終わらせることを目標にする
というわけでざっとこんな感じです。料理が好きな人は料理をすること自体に幸せを感じるわけですから、①のテクニックの「料理は何食分かまとめて作る」は、逆にその人から大切な時間を奪ってしまうことになるかもしれません。
このように、その人が大切にしている価値観によって意味のあるテクニックとそうでないものに違いが出てきますので、自分にしっくりくるものだけ参考にしていただければと存じます。
成功者別の時間管理の特徴
クルーズさんが取材・研究した成功者たちには、そのタイプによって意識している時間管理の特徴に違いがあるので、自分が目指したい成功者が何を考えているのか把握しておくと良いでしょう。
起業家
・マルチタスクを避ける
・自分の成功に重要ではないことに時間を使わない
・セルフケア、健康管理は念入りに行う
・朝に自分独自の習慣をもっている
オリンピック選手
・休息することを恐れない、積極的に休む
・休息時間もトレーニング時間と同様に、しっかりとスケジュールに落とし込む
・仮眠をとる
オールA学生
・SNSを避ける
・テレビを観ない
・重要でない誘いは断る
・友人との時間を予定に入れる
・異性との交際はあきらめる…
最後のはなかなかですが、ある意味それが真実なのでしょう。何かを選ぶということは、他の何かを捨てるということですから…。
時間にまつわる名言・至言
最後に、個人的に覚えておきたい時間にまつわる名言・至言をいくつか紹介して締めくくりたいと思います。
「人が自分のものと呼べるのは唯一、時間だけだ。たとえ他に何も持っていない人であろうと、時間だけは与えられている。」
バルタザール・グラシアン(17世紀スペインの哲学者・神学者)
「時間がかかることを恐れて達成を尻込みするな。どのみち時間は過ぎていくのだ。その過ぎゆく時間を、とにかく使えるだけ使えばいい。」
アール・ナイチンゲール(アメリカの作家)
「実のところ、自分が選んだことをやるための時間は大概作れる。足りないのは時間ではなく意志だ。」
ジョン・ラボック卿(イギリスの銀行家・政治家)
「休憩をとりなさい。休ませた畑には、美しい作物が実る。」
オウィディウス(古代ローマの詩人)
「時間の無駄遣いも、心から満喫したなら無駄ではない。」
バートランド・ラッセル(イギリスの哲学者)
【参考文献】
ケビン・クルーズ『1440分の使い方』パンローリング(2017年)
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