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「心理学用語大全 ハロー効果」

更新日:2022年4月14日




 いつもお世話になっております。孫平です。


 

 今回は、心理学用語大全として「ハロー効果」についてお話ししたいと思います。



 これは、アメリカの心理学者エドワード・L・ソーンダイクが、『心理的評価における一定のエラー』という文献の中で唱えたものです。



 ハロー効果はとてもポピュラーな心理効果でありバイアス(思い込み)なので、知っている方も多いかと思います。



 ハローとは後光のことで、「ある目立った特徴があるとその特徴に注意が向き、実際には相関関係が低いにも関わらず、その人や物の全体も良いものだと評価してしまうこと」を言います。








あなたはハロー(後光)に惑わされている


 ハロー効果は、私たちもよく経験しているはずです。



 例えば、高学歴の人や、イケメンや美女や、高級車に乗っている人は、仕事もデキて性格も良くて年収も高いのだろうとか。

声が小さいから草食系で気弱なのだろうとか。


 刺青をしているからそっち系の人なのだろうとか。


 英語がペラペラだから仕事もデキるのだろうとか。



 数えあげればキリがないくらい、私たちはこのハロー効果によって、人や物事を評価しているのです。



 上にあげた例も相関関係がゼロではないと思いますが、その特徴が本質ではないことは、少し冷静になってみれば分かることです。



 このような人間のバイアス(思い込み)は、本能にインプットされているものなので消し去ることはできません。

 そのため、どんなに優秀な人でも一時はこのバイアスに陥ります。

 


 しかし、バイアスについて知っていることで、バイアスに陥ったときに「あっ、今自分はハロー効果に惑わされて、この人の全てを評価しようとしていたな。危ない危ない。」と、自分自身を客観的に見ることができるのです。



 もしあなたがこのハロー効果について何も知らなかったとしたら、同じような場面に出くわしたときには何の疑いもなく、「うぉー、この新人英語ペラペラじゃん。こいつは絶対デキる奴だぞ!」などと、本能のままにバイアスに陥り、正しい評価や判断はできないでしょう。



 これが何か重大な決断の場面で起きてしまったとしたら、致命的なミスを招く可能性が高くなるのは言うまでもありません。








ハロー効果を利用する


 ハロー効果に惑わされてしまうと、正しい判断をするのが困難になります。ちなみにこの傾向は、固定観念や先入観が強い人に多く見られるそうです。


 物事を様々な視点から考える、クリティカルシンキングを癖付けたいものです。


 


 こうした人間の本能的なバイアス(思い込み)を誰もが日々経験しているということは、ハロー効果を利用すればほぼ全ての人に良い印象を与えられる可能性があるということになりそうです。


 これはやはり使わない手はないでしょう。



 誰かと初めて会うときなんかは、自分が世間一般からみて比較的優れている特徴をアピールすれば、ハロー効果の恩恵を受けられるでしょう。



 イケメンや美女であれば容姿がより良く見える状態(メイクや髪型や表情や服装)で人と接する。


 学歴や職歴や社会的地位が優れている人であれば嫌味にならない程度にさりげなく会話の中で話してみる。


 芸術など何か特殊な仕事や趣味があればそれらの活動や作品について紹介してみるなど、とにかく「この人はなんかスゴイ人だぞ⁉︎」と相手に思わせられれば何でもオッケーでしょう。



 一度あなたのことをそう思った相手は、あなたの眩しい後光により、「〇〇さんはスゴイ人なんだ!」と勝手に思い続けてくれることでしょう。



 但しハロー効果を使うと期待値が高くなる分、実際にそれに見合った価値を与えられないと、相手は「裏切られた!」と感じ見放される可能性もあります。



 つまりハロー効果は、本当に実力のある人がスムーズなスタートを切るためのテクニックなのかもしれません。


 あなたの後光が詐欺にならないよう、取り扱いには十分注意して下さい。




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