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「ユリーカ!(分かった!)に至る道」

更新日:2022年5月14日




 いつもお世話になっております。孫平です。



 今回は、「ユリーカ!」に至る方法について解説していきます。








「ユリーカ!」とはなんだ?


 さっそくですが、みなさんは「ユリーカ!」という言葉をご存知でしょうか。



 「ユリーカ!」とは、かの有名なギリシャの数学者アルキメデスが、王様から依頼された難問を解くヒントを見つけたときに叫んだ言葉で、「分かった!」「ひらめいた!」みたいな意味として使われています。



 詳しい語源が気になる方は、スマホなどで検索すればたくさん出てきます。



 別の言い方では、「ユーリカ」「ユリイカ」「エウレカ」「エウレーカ」「ヘウレーカ」などがありまして、このうちのどれかを知っている方も多いと思います。







 この「ユリーカ!(分かった!)」という体験は、みなさんも今までの人生で何回も経験してきているはずです。



 どれだけ考え悩んでも全く浮かんでこなかった解決策が、あるときフッと頭の中に現れてきたことはないでしょうか。


 あの感覚、あの瞬間がまさに「ユリーカ!」なのです。





 よく、科学の偉大な発見は、3つの「B」で起こると言われています。


 それは、バス(お風呂)、ベッド(寝室)、バス(車)です。



 つまり、リラックスしているときに「ユリーカ!」は起こりやすいというわけです。


 先ほどのアルキメデスも、お風呂に入っているときに「ユリーカ!」に至ったそうです。






 しかし、この「ユリーカ!」、つまり解決策やアイデアを思いつく現象は偶然の産物ではなく、然るべきプロセスを踏んでいけば、誰でも高確率で体験できるものなのです。




 次は、「ユリーカ!」に至るための方法をご紹介しましょう。








「ユリーカ!」に至るまでの3つのプロセス




①情報を集める


 抱えている悩みや課題、興味のあることに関する情報を、文献やそれに詳しい人を介して徹底的に調べ上げる。


 もうこれ以上は調べようがないというレベルまで、集中力をもって情報収集する。






②放っておく


 問題のことは一切考えず、放置しておく。忘れてしまうぐらいでいい。






③ユリーカ!


 この瞬間がやってくるまでには、10分かかるかもしれないし、1時間かかるかもしれない。


 あるいは、1日後、1週間後、1ヶ月後かもしれないし、1年後かもしれない。


 しかし忘れてはいけないのは、このプロセスを辿っていけば、どれだけかかろうと「ユリーカ!」は必ずやってくるということだ。









潜在意識に任せておく


 たったこれだけ?と思うかもしれませんが、①のように熱意と努力で情報を徹底的に調べ上げられる人がどれだけいるのかと思うと、意外とハードルが高いのかもしれません。



 また、おそらく答えが存在する問題に関しては、この①の時点で解決できると思います。





 しかし、なぜ情報を徹底的に調べ上げるというキツいプロセスが必要かというと、脳の潜在意識に問題解決のためのヒントをできるだけたくさん与えるためです。



 潜在意識と聞くと、なんだかスピリチュアル系の怪しい感じがしますが、以前「学習の極意シリーズ」で紹介した「脳の拡散モード」と同じような感じです。



 そのため、①で収集した情報量が少ないと、潜在意識が参考にできるヒントの量も少なくなるため、結果として良い解決策やアイデアが浮かびにくくなってしまいます。




 スーパーの商品数(情報量)が多ければ、作れる料理の種類や数(解決策・アイデアの種類や数)も多くなるように、みなさんは、潜在意識というお客様が多種多様な解決策やアイデアを生み出せるように、できるだけ多くの関連情報を仕入れておく必要があるのです。






 プロセスの①が一番キツいと思いますが、そこさえ頑張ればあとは放っておくだけなので、「ユーリカ!」に至るまでにやるべきことは実質①だけです。




 また繰り返しになりますが、これはどちらかというと「答えのない問題」の解決策やアイデアを導き出すのに適したプロセスだと言えます。



 「答えのある問題」は普通に勉強したり、まだ途中ですが、このブログの「学習の極意シリーズ」を参考にして取り組んでみて下さい。






 今回はここまでです。




 しっかりと情報収集をして、ぜひ「ユリーカ!」と叫べる瞬間を楽しみに待っていて下さい。







【参考文献】

マイケル・マハルコ『アイデア・バイブル 創造性を解き放つ38の発想法』2012年(ダイヤモンド社)


ジェームズ・W・ヤング『アイデアのつくり方』1988年(CCCメディアハウス)










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