top of page

「ブルーマンデー症候群は本当に存在するのか?という話」

更新日:2022年3月7日




 いつもお世話になっております。孫平です。



 大人のみなさんなら「サザエさん症候群」はよくご存知でしょう。日曜日の夕方になると、「明日からまた仕事かぁ…」と気分が憂鬱になるアレのことですね。



 そして月曜日の朝は、「どうも気分が乗らない」「やる気が出ない」という状態で迎えてしまいます。


 これは、「ブルーマンデー症候群」と呼ばれています。



 こんな言葉があるくらいですから、きっと世の中の少なからぬ人たちが、月曜日を憂鬱な気分で迎えているのでしょう。





 しかし、それは本当なのか?といったことを調べた研究があるのです。


 それでは参りましょう。








ブルーになる曜日、ハッピーになる曜日


 ブリティッシュ・コロンビア大学のジョン・ヘリウェルが行った大規模調査を見てみましょう。


 

のべ50万人を対象に1年半かけて大規模調査を行い、曜日ごとの「幸福感・楽しみ・気分の高揚」といったデータを収集した。


その結果、データの差はどの曜日もほとんどないことが分かった。(つまり、ブルーマンデーはないということが分かった。)


データからは、月曜日に気分が憂鬱な人たちは、火曜日や水曜日など他の曜日でも、気分が憂鬱であることも分かった。



しかし、日曜日だけは他の曜日よりも明らかに気分の高揚が高いことが、対象者に共通して確認された。

 


 なんと、私たちがよく感じていると思っていた「ブルーマンデー症候群」は科学的には「ない」ということが分かったのですね。


 確かに冷静に振り返ってみると、月曜日が一番憂鬱な曜日という感じもないし、どの曜日でも気分が乗らないときはありますから。けっこう思い込みによるところが大きいのかもしれませんね。






 ちなみにヘリウェルは、日曜日に気分が高揚する現象を「ウィークエンド効果」と名付けています。



 そしてこの「ウィークエンド効果」は、平社員の方が社長や重役よりも、2倍も効果が高いことが分かっています。


 その理由は、社長や重役は、日曜日であっても常に会社のことを気にしている必要があるからだと考えられています。









「月曜日」のせいにしてないか?


 ブルーマンデー症候群は、私たちの単なる思い込みに過ぎないのですから、「今日からまた1週間の始まりだ…」と憂鬱になってしまったとしても、特別パフォーマンスに影響はないのです。



 もちろん憂鬱な気分で仕事をするのと、やる気満々で仕事をするのとでは、そりゃやる気に満ちている方が仕事のパフォーマンスは高いでしょう。



 ただ、「月曜日はやる気が出ないから仕事が捗らない」というのは違うのです。


 なぜなら、月曜日以外でもやる気が出ずに仕事が捗らない日があるからです。




 つまり、やる気が出ない原因は月曜日にあるのではなく、別のところに根本原因があるはずなのです。


 良い気分で仕事をするためには、まずそのやる気が出ない根本原因を突き止めなければいけません。


 いつまでも月曜日のせいにしていても埒が開かないのです。

 




 これを機会に、自分が仕事をイマイチやる気が出ないままやっている根本原因は何なのか?、どうすればもっとイキイキと働くことができるか?といったことを、今一度考えてみてはいかがでしょうか。





bottom of page