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「ビッグファイブ・テストをやってみよう!」

更新日:2022年4月17日




 いつもお世話になっております。孫平です。



 今回は、巷に溢れる数ある性格特性テストの中で、もっとも信頼できるといわれている「ビッグファイブ(主要五因子)テスト」を、皆さんと一緒にやっていきたいと思います。






 それではさっそくやってみましょう。





 

以下の設問について、自分にどれぐらい当てはまるか点数をつけて下さい。




まったく当てはまらない=1点

ほぼ当てはまらない=2点

どちらかといえば当てはまらない=3点

どちらでもない=4点

どちらかといえば当てはまる=5点

ほぼ当てはまる=6点

とてもよく当てはまる=7点





①活発で、外向的だと思う

②批判的で、もめごとを起こしやすいと思う

③しっかりしていて、自分に厳しいと思う

④心配性で、うろたえやすいと思う

⑤新しいことが好きで、変わった考えをもつと思う

⑥無口で、静かだと思う

⑦同情しやすく、やさしい人間だと思う

⑧だらしなく、うっかりしていると思う

⑨冷静で、気分が安定していると思う

⑩独創的ではなく、平凡な人間だと思う





次に、以下のように集計して下さい。





誠実性=③の点数+(8−⑧の点数)÷2

協調性=⑦の点数+(8−②の点数)÷2

情緒安定性=⑨の点数+(8−④の点数)÷2

開放性=⑤の点数+(8−⑩の点数)÷2

外向性=①の点数+(8−⑥の点数)÷2






※成人の平均スコア

誠実性=4.61

協調性=4.69

情緒安定性=4.34

開放性=5.51

外向性=3.98




(Ten Item Personality Inventory, Gosling' Rentfrow' Swann' 2003)

 



 さて、いかがでしたでしょうか。よくある、特定の「タイプ」に個人を当てはまる性格検査とは違い、このビッグファイブ・テストでは、各因子を連続的なものとしてとらえ、尺度によって表されます。



 そのため例えば、同じ外向性が高い人でも、誠実性も協調性も情緒安定性も高い人もいれば、そのどれもが低い外向性の高い人もいるのです。





 またこれらの因子の約50%は、遺伝的な要素が関係していることが分かっています。



 そして、その因子の尺度によって、幸福感や健康、目標達成能力などを表す「ウェルビーイング」に、強く影響することも明らかになっています。






※ちなみに孫平の結果は、

誠実性=5

協調性=5

情緒安定性=5.5

開放性=5

外向性=2.5

でした。






 今回は短いですがここまでにして、次回は、各因子のメリットやデメリットについて解説していきたいと思います。


 

 みなさんも、テストの結果を踏まえて確認してみて下さい。





 それではまたお会いしましょう。






【参考文献】

ブライアン・R・リトル『自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義』2016年(大和書房)




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