いつもお世話になっております。孫平です。
みなさんは、仕事やプライベートでの人間関係で、つくり笑いをすることが多いでしょうか?
たとえ本心でなくても、つくり笑いをすることでその場のコミュニケーションを円滑にすることは、ある程度なら必要なことでしょう。
しかし、つくり笑いの頻度が多い人は注意が必要かもしれません。
つくり笑いはガンを招く
ペンシルバニア州立大学の産業心理学者アリシア・グランディーの研究によると、CAや秘書など、どんな人にもたえず笑顔で接しなければいけない職種の人たちは、ガン、心臓病、高血圧に罹る確率が、そうでない人に比べて2倍高いことが分かりました。
孫平も営業を9年間やっていたのでよく分かりますが、やはり好きでもない人に対して、無理に笑顔をつくって接するというのは、とてもストレスのかかることなのでしょう。
そういう職種の人たちは、関わる人を自分でコントロールすることが難しいですし、毎日毎日そのようなことが繰り返されるわけですから、1回1回のストレスは小くても、それが積み重なれば身体に異常が起きても不思議ではありません。
どんな人にも愛されるよう努力し、おもてなしの精神をもつことは素晴らしいことだと思います。
しかし、明らかに失礼な人や、お客として相応しくない人には、毅然とした態度をとることも必要かもしれません。
それで会社にクレームはくるかもしれませんが、そんなくだらない人間に自分の命を蝕まれるよりは、はるかにマシだと思います。
不満は吐き出せ!
また先ほどのような職種の人たちは、本当に様々で不特定多数の人を相手にしなければいけません。
万人に好かれる人などいないので、必ず人間関係の悩みや不満を抱えているはずです。
そんなとき、不満は溜め込まず吐き出した方が賢明です。
米国ドレイク・ビーム・モーリン研究所のステファニー・スペラが行った研究では、まず会社をリストラされた63名の人たちに、1日20分、5日間にわたって自分の怒りや不満を吐き出してもらいました。
その結果、数ヶ月後には52.6%の人が再就職を果たせました。
ちなみに、感情を吐き出してもらわなかった場合の再就職率は13.6%にとどまったそうです。
自分の感情を吐き出すという行為には、人をポジティブにさせてくれる効果があるのかもしれません。
孫平も営業マン時代、直前の仕事で嫌な感情になったときは、営業車の中で非常にダーティな言葉を叫んでいたものです。
でもやっぱり今思うと、その後は気持ち的にスッキリすると言いますか、変に尾を引かずに前向きになれていた気がします。
ネガティブな気持ちのまま本当に大切なお客様に相対してはそれこそ失礼ですし、自分や会社のお得意様やファンを失いかねませんから、それはそれで理にかなっていたのだと思います。
まとめ
・あまりにも失礼な人、どう頑張っても嫌いな人にもつくり笑いをしてしまうと、ガン、心臓病、高血圧になる確率が2倍になるため、自分の命を優先して、つくり笑いはしなくていい。
・不満や怒りを感じたら、言葉にしたり、紙に書き出したりして自分の感情を吐き出すことで、ストレスに負けず前向きに行動ができる。
人は社会的な生き物で、どんな人にも必ず人間関係の悩みはついてまわるので、上記の考えを頭の片隅に置いておくとよいかと思います。
それではまたお会いしましょう。
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